ラン栽培の歴史は
   根腐れとの戦いである!

ラン栽培したもので、根腐れに悩まなかった人はいない。
この根腐れの原因は多湿。
多湿による酸素欠乏。
酸欠になれば呼吸作用が出来ないから、当然光合成も減少し、生育不良になる。
激しい酸欠では根が死ぬ。
この地中の根の状況が目に見えないから、どう潅水してよいか解からない!
何日も雨が続けば潅水出来ない。
鉢内は酸欠と老廃物と嫌気性菌の黴菌ウヨウヨ。
この常時多湿で肥料を与えた鉢内が嫌気性菌の病害菌がウヨウヨということが、
ラン菌の生息しない用土では起こっている。
ラン菌が生きている用土と、生きていない用土の違いは、ここにもでてくる。
酸欠 + 嫌気性菌が支配するエリアではランの根は弱り、死ぬ。
そういうことで何日も雨が続いたときは、酸素補給の意味をこめて潅水してきた。
ガス交換の意味もこめて・・・。
多湿・・・イコール根腐れ。
簡単に、そう結論つけて、多湿にならない方法を・・・・ありとあらゆることを行ってきた。
栽培棚、通風、鉢、用土・・・・
考えられる全てのことを行っても・・・・根腐れに悩まされる。
しかし、ありとあらゆることを行ってきたように見えるが、一つ欠落していた。
この一つが「ラン菌」である!
ラン菌の菌糸の酸素供給というライフラインを、鉢内に作らないでのラン栽培。
こんな馬鹿なことをしてきた。これがこれまでのラン栽培法である。
素焼き鉢・・・この程度の通気では酸欠が起こる!
素焼き鉢でも多湿になるからである!
植物は水なしでは生きられないから、困るのである。
それで、水遣り三年。
植物栽培で、最も難しく奥が深いなのが潅水技術である!

しかし、自生地では根腐れなど起きない!
何故なのか????
ラン菌が酸素を供給するライフラインが構築されているからである。
人間も宅地を買うとき・・・水道があるか、電気があるか、下水道があるか・・・・
調査して購入する。
ランの場合は、こういう生活に必要なもの・・・
ラン菌が生息している場所に舞い落ちた種子のみが発芽するから、
自生地では酸欠で黴菌ウヨウヨで根腐れなど起きない。
ラン菌が住んでいて清潔な場所で、身の丈の生育をして・・・・つつましく生きている!
このつつましく生きている生活を踏みにじり、肥料を与えて・・・・
やれ多く咲け、多く咲けと・・・・いうのが・・・・現在のラン栽培である。
なんかランが企業戦士に見えてくる。
蘭展の大賞鉢は・・・・営業NO1の企業戦士にも見えてくる。
素晴らしいけれども、この姿を・・・何時まで継続、持続できるかを考える。
原種というのは、つつましい姿で咲いているから美しい。




地球の気象は激しい。
ランの自生地、ヒマラヤも、ブラジルも、日本も・・・・大集中豪雨が襲うことがある。
昨年はヒマラヤに何十年振りの豪雨が襲った。
タイの大洪水となった。
つまり、多くのランは、この何日も続いた豪雨の超多湿に見舞われた!
しかし、この雨の多湿でランが根腐れを起こして絶種したとの情報はない。
こんな豪雨はランにとって当たり前のことで、それには想定内の備えがあるのである。

日本でも紀伊半島に昨年は集中豪雨が襲った!
紀州カンラン。
この豪雨で根腐れなど起こさない。
集中豪雨で人間様は大騒ぎをするが・・・・
ランの数百万年の生存の歴史で、こんな豪雨などたびたび起こったこと。
それで根腐れが起きるようなら、
現在まで生き残ってはいない。

しかし・・・・しかしである・・・・
人間様が山から掘ってきて鉢に植えた途端に根が腐る。簡単に腐る!
何故なのか????

この問題を解くかぎが「ラン菌」である!
ラン菌の菌糸は、超多湿で酸素欠乏状態になれば、
ラン菌は好気性菌だから・・・・己も酸素欠乏で困った状態になる!
その時、地表の菌糸が酸素を調達して酸欠の菌糸に酸素を供給する。
同時に共生しているランの根にも酸素を供給する。
これによって、ランの根は酸欠は起こらない。
アマゾンに自生するランは、雨期の増水で根が水没状態になる。
それでも根腐れなど起こさないで活き続けている。

着生ランの自生地は、栄養性長期の雨期に、ものすごく多量の雨が降るが、
根腐れなど起きない。
この多量の雨が降るから・・・・樹の上でも生きられるのである。
着生らんは乾燥が好きなのではなく、多量の雨が好きなのである。
ラン菌と共生しているから・・・集中豪雨など・・・問題外のこと。
雨がもたらす尿素大好き!

ラン菌の酸素調達。
ランにとってラン菌の菌糸は・・・・酸素ボンベとつながるホースなのである!

ラン菌の生きていない水ゴケ、バーク、軽石、杉皮・・・・栽培というのは、
酸素ボンベのホースが切断された潜水夫みたいなもの!
即、死が目の前にある。

ラン菌が生きているSUGOI-ne。
以上のことから、栄養成長期には・・・5月から9月上旬までは、
夕方毎日潅水しても根腐れなど起こさない!
毎日潅水した人は大成功。
これまでの水ゴケ栽培のように、乾燥させた人は失敗した。
この人はラン菌の働きを知らなかったがゆえに・・・・失敗した。
無理もない・・・・これまで、どんな本を見ても、ラン菌のこと書かれた本などなかったから。
ラン菌の講習会など全然ない!
しかし、ラン作りなら、ラン科植物がラン菌と共生している「菌根植物」であることを知らない人はいない。
不思議な世界である。
蘭界というのは・・・!
原理原則、根本を無視、削除して、世界中でランを栽培してきた。
非常に自然科学を重要視する蘭界が・・・・
なぜ菌根に焦点を当ててこなかったのか。

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kouza 1bbm

ラン科植物は雨期の超多湿のなか
          どうやって根腐れを防いでいるのか 


         酸素欠乏の対策はラン菌に任せる。
         SUGOI-ne栽培に酸欠はない。
         水遣り三年・・・初心者でも素晴らしいつくりができる。